窓枠のカビを除去する掃除のやり方!汚れの原因や予防方法を紹介
窓枠は気づかないうちに黒ずんでカビが発生していることがあります。しかし、なぜカビが繁殖するのか、掃除するにはどうしたら良いかなど、適切な対処法がわからない人も多いでしょう。そこでこの記事では、窓枠のカビの原因や除去する方法、カビの予防策などを解説します。
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窓枠のカビの原因
窓枠のカビの主な原因は「結露」です。窓ガラスの周辺は外気により冷えやすく、部屋の暖かい空気が冷やされるため、空気中の水蒸気が水滴になって結露ができます。水滴はカビの栄養分なので、窓ガラスが結露を起こすとカビが繁殖しやすくなります。
窓枠のカビを除去する方法
窓枠のカビを除去する方法は、以下の手順です。
- ゴミを取り除く
- 洗剤で汚れを落とす
- 洗剤を落として乾かす
- エタノールでカビ菌を殺菌する
それぞれについて解説します。
ゴミを取り除く
窓枠のカビを掃除する時は、まずほこりやちりなどのゴミを取り除きましょう。ゴミがあると掃除しにくいだけでなく、カビの栄養源になるため、しっかり拭き取るのが大切です。
洗剤で汚れを落とす
ゴミを取り除いたら、洗剤で汚れを落とします。軽度のカビの場合は、食器用の中性洗剤をつけて、小型のブラシやスポンジなどを使用してこすり洗いします。落としにくい頑固なカビの場合は、塩素系漂白剤をつけてから数分程度放置すると、洗剤成分が浸透して掃除しやすいです。
洗剤を落として乾かす
洗剤で汚れを掃除したら、水に濡らした雑巾などで拭き取り、洗剤を落とします。洗剤成分は残ると汚れが蓄積やすくなるので、しっかりと落としてから乾拭きして、表面を乾燥させましょう。
エタノールでカビ菌を殺菌する
掃除だけでもカビは除去できますが、最後にエタノールをつけると、窓枠を殺菌してカビを予防する効果があります。行う際は、エタノールと水を8:2の割合で混ぜ、スプレーボトルなどに入れて、窓枠の隅々まで吹きかけましょう。エタノールは蒸発しやすいので、スプレー後は放置して、表面が乾いているのを確認したら掃除終了です。
窓枠のカビを予防する方法
窓枠のカビを予防する方法を、3つ紹介します。
- 換気して湿度を下げる
- 結露を拭き取る
- 窓枠を掃除する
換気して湿度を下げる
部屋の湿度が高いと、空気中の水蒸気が多く、結露により水滴が発生しやすくなります。そのため、カビ予防では換気をして湿度を下げるのが効果的です。基本的には、湿度80%を超えるとカビが繁殖しやすいと言われており、部屋の湿度は40〜60%程度に抑えるのが望ましいです。
結露を拭き取る
梅雨などの湿度が高くなりやすい時期は、換気をしていても窓が結露を起こしやすいです。そのため、窓枠についた水滴をこまめに拭き取ると、カビの発生を予防して綺麗な状態を維持しやすくなります。
窓枠を掃除する
ほこりやちりなどのゴミはカビの栄養になるので、窓枠を掃除するとカビ予防に効果的です。汚れを蓄積させると掃除しても落としにくくなり、手間や時間がかかるので、なるべく日頃から掃除して綺麗な状態を維持するのがおすすめです。軽度の汚れであれば、ほこりやちりなどを拭き取り、最後にエタノールをスプレーするだけでも掃除を済ませられるため、負担になりにくいでしょう。
窓枠のカビは適切な方法で落としましょう
窓枠のカビの原因は、部屋の空気が冷やされることで発生した「結露」です。掃除する際は、表面のほこりなどを拭き取り、洗剤を使用してこすり洗いするとカビを除去できます。掃除後はエタノールを吹きかけ、窓枠を殺菌するとカビ予防に効果的です。またカビの予防には、換気をして部屋の湿度を下げる、結露をこまめに拭き取るなどの方法があるので、状況に合わせて行うと良いでしょう。